【6月29日 AFP】フランス・リーグ2(2部)のクレルモン・フット・オーヴェルニュ63(Clermont Foot Auvergne 63)は、ポルトガル出身のエレナ・コスタ(Helena Costa)氏の新監督就任が劇的な形で終わりを迎えると、28日、新たにサッカー元フランス女子代表で主将を務めたコリンヌ・ディアクル(Corinne Diacre)氏を指揮官に指名した。

 クレルモン・フットのクロード・ミシ(Claude Michy)会長は、ディアクル氏が来週にも正式に就任することになると明かし、クラブはウェブサイト上に掲載した声明で、39歳の同氏が「今後2シーズン指揮を執ることを確約した」と発表している。

 コスタ氏は23日に突然の辞任を明らかにすると、欧州の主要な男子プロチームで初となる女性指揮官の誕生が見送られることになったが、後日その決断に至った理由を説明した。

 36歳のコスタ氏は、5月にクレルモン・フットの新監督に指名されると、世界中で見出しを飾ることになった。

 しかし、コスタ氏は就任の取りやめを発表し周囲を驚かせると、スポーティングディレクターのオリバー・シャヴァノン(Olivier Chavanon)氏とミシ会長をはじめとする、男性優位の組織に苦言を呈した。

 ミシ会長は、コスタ氏の辞任を「出し抜けで予想外、不可解」と表現していたが、コスタ氏はフェイスブック(Facebook)上で、自身の決断は「自発的なものではなく、予想外なわけがない。一定の時間にさまざまな出来事が起こった結果」だと明かしている。

「辞任に至った大きな理由は、スポーティングディレクター(シャヴァノン氏)が私の同意なしに選手を獲得したことで、私が責任を持って率いるチームで、私への相談なしに行動した」

「プロサッカーチームの監督が、メディカルチェックを受ける選手名簿を見て初めて経営陣が獲得した選手を知るなど、許されるべきことではないと思う」

(c)AFP