【6月26日 AFP】サッカー米国代表のユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)監督が、レシフェ(Recife)で行われるW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループGのドイツとの最終戦を前にコメントし、かつて自身が率いた母国との対戦にも、何も証明などする必要はないと強調した。

 クリンスマン監督は、2006年のW杯ドイツ大会で同国代表を準決勝に導いたが、現ドイツ代表のメンバーが多数在籍するバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の監督に就任すると、そちらでは惨たんたる結果に終わった。

 しかしクリンスマン監督は、16強入りに必要な勝ち点1を獲得して米国サッカーを発展させることの方が、かつて率いたチームに対して何かを証明するよりも大切だと語った。

「強い決意を持ち、集中力を高めて臨むつもりだ。そして積極的に試合を進め、ドイツとの真剣勝負に持ち込みたい」

「私個人が何かを証明する必要などない。米国での仕事を大いに楽しんでいるし、ドイツでの仕事も楽しんだ。バイエルン・ミュンヘンでの一年も素晴らしかった。確かにバイエルンでの一年は大荒れだったが、それもこの仕事の一部だ」

「明日の試合を楽しみにしている。家族は少し複雑な気持ちになるだろうが、それもこの試合の一部だ。明日が終わるときには、美しいサッカーの試合だったと振り返り、みんなが楽しんでいることを願う」

(c)AFP