【6月26日 AFP】サッカー日本代表は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で無様なグループリーグ敗退に終わり、世界との差をまざまざと見せつけられる結果となった。

 アジアでは他を寄せ付けない強さをみせる日本は、世界最速でブラジル大会出場を決め、大会前の強化試合を3連勝で終えるなど、大きな自信を胸に本大会に臨んだ。

 しかし、ブラジルでは欠点ばかりが目立ち、パスサッカーを披露することができず、ゴール前でも精彩を欠いてグループCの最下位に終わった。

 日本は初戦で先制しながらも、ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)の途中出場で息を吹き返したコートジボワールに逆転負けを喫すると、ギリシャとの第2戦はスコアレスドローに終わり、24日のコロンビア戦は前半の健闘むなしく1-4で大敗し、アルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督は戸惑いを隠しきれなかった。

 これまでの4年間で実践していたポゼッションとプレッシングのサッカーを本大会ですることができなかったと語ったザッケローニ監督だが、チームが最高のパフォーマンスを披露すれば、身体能力では劣っていても世界のトップと互角に戦えるとする立場は断固として変えていない。

 ザッケローニ監督はコロンビア戦終了後、感情的な様子で「今日の試合、特に前半に見せたように、強い相手であってもいつものようにインテンシティーを持ってプレーすれば、勝つチャンスを作ることができる。このチームはもっとできたはずだ。ブラジルには素晴らしいメンバーを連れてきたと自負している」と語っている。