ウルグアイ戦控えるイタリア、南米の気候に苦しむ
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【6月23日 AFP】サッカーW杯(World Cup)で4度の優勝を経験しているイタリアの主将を務めるジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が22日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループDのウルグアイ戦を前に、チームが南米大陸の気候に苦しんでいることを認めた。
24日にナタル(Natal)で行われる試合にウルグアイが勝利すれば、クラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督率いるイタリア代表は最初のハードルでつまずき、王者として臨んだ前回大会同様、グループリーグ敗退の憂き目にあう。
引き分けであればイタリアの突破が決まるが、コスタリカ戦では0-1で力なく敗れており、主将のブッフォンも、気温と湿度の高さがチームにダメージを与えている可能性を示唆した。
ブッフォンは、「今日の練習が終わったら、自分たちのコンディションを確かめるつもりだ」と話した。
「欧州のチームは、南米のチームと比べて苦しんでいると思う。しかし言い訳にはできない。気候の条件は相手にとっても同じだ」
対戦相手のウルグアイは、初戦でコスタリカにショッキングな敗戦を喫したが、続くイングランド戦では内容が向上し、ルイス・スアレス(Luis Suarez)の2得点で勝利した。
ブッフォンは、「ウルグアイはイングランドに勝ってうまく持ち直した。今では全員が、僕たちを倒して突破できると確信しているだろう」と語り、リバプール(Liverpool FC)のスアレスに警戒しなければならないと続けた。
「(エディンソン)カヴァーニ(Edinson Cavani)については、ナポリ(SSC Napoli)でプレーしていたからよく知っている。しかしスアレスに関しては情報が少ない」
「もしグループリーグ敗退ということになったら、イタリアにとっては失敗だ」
グループDでは、すでにコスタリカの突破と、イタリアに初戦で敗れたイングランドの敗退が決まっている。グループリーグ突破の残り1枠は、勝ち点3で並ぶ、イタリアとウルグアイの争いとなっている。(c)AFP/Justin DAVIS