【6月21日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)は20日、男子シングルスの組み合わせ抽選が行われ、前回王者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、初戦で世界ランク104位のダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と対戦することが決まった。

 2013年大会で英国人選手としては77年ぶりとなる大会制覇を果たしたマレーは、新コーチのアメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo)氏とともに大会に出場する。

 マレーは準々決勝で第7シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)、もしくは第11シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と激突する可能性がある。

 2011年大会王者で、今大会では第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、2013年大会決勝で敗戦を喫したマレーと準決勝で対戦する可能性がある。

 ジョコビッチの初戦の相手はカザフスタンのアンドレイ・ゴルベフ(Andrey Golubev)で、4回戦でジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)、準々決勝ではトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦する可能性が高い。

 一方、大会通算7度の優勝を誇る第4シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、初戦でイタリアのパオロ・ロレンチ(Paolo Lorenzi)と対戦することが決まり、準決勝では世界ランク1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と激突する可能性がある。

 しかし、2008年大会と2010年大会で優勝を経験し、今大会では第2シードのナダルは、2012年大会で2回戦敗退、2013年大会では初戦敗退に終わっている。

 全仏オープンテニス(French Open 2014)で通算9回目の優勝を飾った28歳のナダルだが、故障が続いている自身の膝が、2週間の日程で行われる大会のグラスコートに耐えられるかどうか不安を抱いていることを明らかにしている。

 ナダルの初戦の相手はスロバキアのマーティン・クリザン(Martin Klizan)となり、3回戦ではビッグサーバーのイボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)と対戦する可能性がある。

 日本勢では、第10シードの錦織圭(Kei Nishikori)が初戦でケニー・ドシェペール(Kenny De Schepper、フランス)と、伊藤竜馬(Tatsuma Ito)はシモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli、イタリア)と、杉田祐一(Yuichi Sugita)は第19シードのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)と対戦する。(c)AFP