【6月21日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は20日、レシフェ(Recife)でグループDの試合が行われ、コスタリカが1-0でイタリアに勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

 コスタリカは、主審にPKの判定が認められなかった直後の前半終了間際にブライアン・ルイス(Bryan Ruiz)が挙げた1点を守り切って2連勝を飾り、勝ち点を6に伸ばしてグループリーグ最終戦を前に1990年のイタリア大会以来の16強入りを果たした。

 この結果、第2戦を終えて勝ち点0のイングランドのグループリーグ敗退が決まり、残り一つの椅子は、ともに勝ち点3のイタリアとウルグアイがグループリーグ最終戦で直接対決で争うことになった。

 1点を追うイタリアだったが、意図のはっきりしないパスと気の抜けたディフェンスに終始し、1998年フランス大会の準々決勝以降続いていたW杯での連続試合得点記録が途絶えた。

 前半31分にイタリアは、アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)がコスタリカのディフェンスを破る決定的な浮き球のパスを通したが、ボールを受けたマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)がコスタリカのGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)の頭上を狙って放ったシュートは枠をそれ、この試合最大のチャンスを逃した。

 対するコスタリカは、フニオール・ディアス(Junior Diaz)がイタリアのGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が飛び出せない位置へ絶妙なクロスを送ると、ルイスがファーポストで合わせたヘディングシュートはバーの下をたたいてゴールラインを割った。(c)AFP