【6月20日 AFP】米スポーツ専門チャンネルESPNは19日、NBAドラフト2014で1巡目指名されるとみられているカメルーン出身のジョエル・エンビード(Joel Embiid)が、右足を負傷していると報じた。

 ESPNのウェブサイトによると、カンザス大学(Kansas University)の1年生で、13-14シーズンに合計72ブロックを記録している身長約213センチのエンビードは医師の診断を受け、その詳細は20日に判明するとされている。

 エンビードの契約代理人を務めるアーン・テレム(Arn Tellem)氏は、「この数日中に」負傷したとのべているが、骨折しているとの情報もある。

 このニュースは、エンビードにとって大きな障害となる可能性があり、26日のNBAドラフトを前に、決断を変更するチームが出てくることが予想される。

 エンビードは、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)から全体1位指名を受けるとみられ、最悪でもミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)やフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)から、2位か3位で指名される可能性が濃厚とされている。

 エンビードの主なライバル候補には、デューク大学(Duke University)のジャバリ・パーカー(Jabari Parker)、カンザス大学のチームメートであるアンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)が挙げられている。

 エンビードは、腰の疲労骨折によりレギュラーシーズン最後の2試合とポストシーズン全試合を欠場したにもかかわらず、ビッグ12カンファレンスの最優秀守備選手に選出された。エンビードは合計28試合に出場し、1試合平均11.2得点、8.1リバウンド、2.6ブロックを記録した。(c)AFP