【6月19日 Relaxnews】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)は前週、新たに13の自然地域を「生物圏保護区世界ネットワーク(World Network of Biosphere Reserves)」に加えた。これにより「生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)」に登録された自然地域は119か国631地域となった。

 中でも注目されるのは、欧州南東バルカン半島のアルバニアとマケドニア国境にまたがるオフリド―プレスパ(Ohrid-Prespa)地域だ。面積は44万6244ヘクタール。山や断崖、平野に囲まれた美しい湖で有名だ。

 イタリアからは、フランスとの国境に近いモンテビーゾ(Monte Viso)山と、約1000種の維管束植物や210種を超える脊椎動物が生息するカラブリア(Calabria)州のシーラ国立公園(Sila National Park)の2か所が新たに追加された。

 さらにカザフスタンから「アクジャイク(Ak-Zhayik)」と「カトン・カラガイ(Katon-Karagay)」、日本からも「南アルプス(Minami Alps)」(山梨、長野、静岡)と「只見(Tadami)」(福島)の2か所が登録された。

 新たに加わった生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)の完全なリストは、次のウェブサイト(英語)で見ることができる。 www.unesco.org

 ユネスコは1970年代初め、地球規模で人と自然の共生を促進する目的で政府間科学イニシアティブ「人間と生物圏計画(Man and the Biosphere Program)」を発足させている。(c)Relaxnews/AFPBB News