ジョコビッチ第1シード、女子はランク通り ウィンブルドン選手権
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【6月19日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)のシード選手が18日に発表され、男子シングルスでは、世界ランク1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)ではなく、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が第1シードとなるサプライズになった。
前年大会(The Championships Wimbledon 2013)覇者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が第3シードを獲得し、続いて通算7度のウィンブルドン制覇を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)がつけている。
大会を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club、AELTC)では、世界ランクではなくサーフェスの成績を重視するシードの仕組みを採用し議論を呼んでいるが、2011年大会(The Championships Wimbledon 2011)を制し、昨年も決勝進出を果たした27歳のジョコビッチが、過去の戦績を評価されトップシードになった。
全仏オープンテニス(French Open 2014)で優勝を飾ったナダルは、ウィンブルドンでも2008年と2010年にタイトルを獲得しているが、昨年大会でまさかの初戦敗退を喫し、2012年にも2回戦で敗れていることから、世界ランクよりも低い第2シードに甘んじている。
昨年の決勝でジョコビッチを破り、ウィンブルドンの男子シングルスで、1936年のフレッド・ペリー(Fred Perry)氏以来初の英国人王者となったマレーは、現在の世界ランク5位を上回る第3シードを手にした。
昨年大会の2回戦でウクライナのセルジ・スタホフスキ(Sergiy Stakhovsky)に敗れ、周囲を驚かせた2012年大会(The Championships Wimbledon 2012)覇者のフェデラーは、世界ランクと同じく第4シードになっている。
世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は、ウィンブルドンで4回戦以降に勝ち進んだ経験がなく、これが影響して第5シードでの参戦が決まった。
錦織圭(Kei Nishikori)は第10シードになった。
女子シングルスでは、世界ランク通りのシードが発表されており、ウィンブルドンで通算5度の優勝経験があるセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が第1シード、同2位の李娜(Na Li、ナ・リー、中国)が第2シード、続いてシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)、アニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)の順になっている。
2004年に17歳の若さでウィンブルドンを制したマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、第5シードとなった。(c)AFP