【6月17日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)クロアチア代表のフォワード(FW)、イビカ・オリッチ(Ivica Olic、34)が、チームメートが全裸で泳いでいる写真を掲載した同国のメディアに対し、「恥ずべき」行為だと厳しく批判した。同国の日刊スポーツ紙スポルツケ・ノヴォスティ(Sportske Novosti)が16日、報じた。

 オリッチは同紙に対し「自由に書いて良い。本当に恥ずべきことだ」と遺憾の意を表明。「これは普通のことか?ノーパン姿の僕たちを皆が見る必要は本当にあるのか?私たちの家族が恥ずかしい思いをする必要があるのか?メディアはここ(ブラジル)にサッカーのために来たのか、それとも別の理由できたのか?」と語った。

 クロアチアのニュースサイトが15日に掲載した問題の写真には、同国代表キャンプ地のプライアドフォルテ(Praia do Forte)のプールで裸になって泳ぐ数人の選手が写されていた。

 オリッチはこの中に含まれていないが、ディフェンダー(DF)のヴェドラン・チョルルカ(Vedran Corluka)とデヤン・ロブレン(Dejan Lovren)の後ろ姿や、手で股間を覆い隠す姿が写されていた。一方、ミッドフィールダー(MF)のスター選手、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)は水泳パンツをはいた状態で写っていた。

 写真の掲載に怒った選手らは、メディア取材をボイコットしたが、これらの写真は16日のクロアチア主要各紙の1面を飾った。

 だが選手らの怒りをよそに、クロアチアのソーシャルメディアはこのスキャンダルに関する話題でもちきりとなり、女性を中心とした多くの人々は、選手らの「肉体美」をさらした写真を恥じる必要はないとコメントしている。(c)AFP