動画を投稿した団体「イエスノーメイビー(YesNoMaybe)」は、動画に添えたメッセージの中で、「多くの人が(レイプ事件に抗議するために)ろうそくを灯して行進に参加するが、本当に重要な時に行動できる人は一握りしかいない。だからもし誰かがひどい目に遭っている時に、何人くらいの人が実際に助けようとするか調べることにした」と述べている。

 ニューデリーのNPO「社会研究センター(Centre for Social Research)」のランジャナ・クマリ(Ranjana Kumari)所長はAFPに対し、多くの人たちが他人に干渉することをためらうのは、長期にわたる警察の捜査に関わることや、効率の悪さで悪名高いインドの刑事司法制度において自分自身が罪に問われることを恐れているからだと説明。さらに、「暴力を受けるに値することを女性がしたのだろうとの論理的思考も根付いており、女性に起きていることを正当化してしまうのだろう」と指摘している。

 動画は「www.youtube.com/watch?v=9Dms1FCc4hc&list=TLAvL6b2LM3KStf61eIUjtnYf5O39ECfmv」で見ることができる。

(c)AFP/Trudy HARRIS