ザック日本、ドログバと「悪夢」の2分間に屈する
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【6月15日 AFP】サッカー日本代表は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の初戦でコートジボワールに1-2で敗れた。
日本代表のサポーターは、まずは喜びを爆発させたものの、その後意気消沈してうなだれ、ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)をののしった。
全国で多くの人が15日午前、スポーツバーやスタジアムに集結し、レシフェ(Recife)で行われた試合をテレビの生中継で見守った。
2010年W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で2得点を記録し、現在はイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属する本田圭佑(Keisuke Honda)が前半16分に日本の先制点を挙げた。
しかし、エレファンツ(Elephants、コートジボワール代表の愛称)はドログバが後半17分にピッチに送り込まれると復活の雄叫びを上げ、同19分にボニー・ウィルフリード(Bony Wilfried)、同21分にジェルヴィーニョ(Gervinho)が立て続けに得点を挙げた。
東京ドーム(Tokyo Dome)には約3万5000人が集まり、巨大スクリーンでこの試合を観戦し、声援を送った。
ファンの1人はAFPに対し、「後半の途中まで日本が勝つと信じていたが、がっかりする結果に終わってしまった」と語った。
それでも、「残り2試合は絶対に勝ってくれると信じている」と続け、日本代表に信頼を置いた。
渋谷駅前のスクランブル交差点では、試合後にサッカーファンがスポーツバーから出てくる中、約800人の警官が出動し、警備に当たった。代表チームのレプリカユニホームを身にまとったたくさんのファンが、日本の敗戦したにももかかわらず、ハイタッチを交わす姿がそこここで見られた。
試合後、日本の主将を務める長谷部誠(Makoto Hasebe)はNHKに対し、「非常に厳しい敗戦だと思います。自分たちのサッカーを表現できなかった。ただ、グループリーグはあと2試合あるので、もう一度チーム一丸となって、切り替えってやっていくしかありません」とコメントした。