【6月14日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第114回全米オープン選手権(2014 US Open Championship)は13日、米ノースカロライナ(North Carolina)州パインハースト(Pinehurst)のパインハースト・リゾート・アンド・カントリークラブ(Pinehurst Resort & Country Club)で2日目が行われ、マルティン・カイマー(Martin Kaymer、ドイツ)が通算10アンダーで単独首位を守った。

 ノーボギーでラウンドを終えたカイマーは、2日連続で5アンダーとして2日目終了時点の大会新記録をマークし、2位に6打差をつけている。

 これまでの大会記録は、コングレッショナル・カントリークラブ(Congressional Country Club)で2011年に行われた第112回大会(2011 US Open Championship)で、初のメジャータイトルを獲得したロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が記録した通算9アンダーだった。

 メジャー大会の初日と2日目でともにスコアを65とした選手もカイマーが史上初となった。

 他のメジャー大会の2日目終了時に10アンダーを記録したのは、いずれも全英オープン(The Open Championship)で、1992年大会のニック・ファルド(Nick Faldo、イングランド)と2012年大会のブラント・スネデカー(Brandt Snedeker、米国)が、それぞれ初日66、2日目に64を記録した2回のみとなっている。

 また、単独2位につけているブレンドン・トッド(Brendon Todd、米国)とカイマーの6打差は2日目終了時点での大会タイ記録で、これまでにはペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)で行われた2000年大会のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)と2011年大会のマキロイが記録しており、それぞれが大会制覇を飾っている。

 3位タイには通算3アンダーで米国勢のケビン・ナ(Kevin Na)とスネデカーがつけ、5位タイには通算2アンダーとしたジンバブエのブレンドン・デ・ジョン(Brendon de Jonge)、スウェーデンのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson)、米国勢のキーガン・ブラッドリー(Keegan Bradley)、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)、ブルックス・コエプカ(Brooks Koepka)の5人が並んでいる。

 日本勢では、松山英樹(Hideki Matsuyama)が通算イーブンパーで14位タイ、谷口徹(Toru Taniguchi)が通算5オーバーで60位タイとして決勝ラウンドに進んだ。矢野東(Azuma Yano)と宮里聖志(Kiyoshi Miyazato)は予選落ちとなった。(c)AFP/Jim SLATER