【6月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第114回全米オープン選手権(2014 US Open Championship)は12日、米ノースカロライナ(North Carolina)州パインハースト(Pinehurst)のパインハースト・リゾート・アンド・カントリークラブ(Pinehurst Resort & Country Club)で開幕し、マルティン・カイマー(Martin Kaymer、ドイツ)が5アンダーで首位発進した。

 終盤の5ホールで3つのバーディーを奪ったカイマーは、2位グループに3打差をつけた。

 全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)優勝の経験を持ち、先月のザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2014)では約3年ぶりの優勝を飾ったカイマーは、同コースで行われた全米オープン史上最少スコアを記録して首位に立った。

 2アンダーの2位グループには、ブレンドン・デ・ジョン(Brendon de Jonge、ジンバブエ)、グレーム・マクダウエル(Graeme McDowell、北アイルランド)、フラン・クイン(Fran Quinn、米国)、韓国生まれのケビン・ナ(Kevin Na、米国)が入った。

 世界ランキング1位のアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)が1バーディー、4ボギーの3オーバーと不振にあえぐ一方、第78回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)覇者のバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)も、6オーバーと大きく出遅れた。

 昨年、第142回全英オープン(The 142nd Open Championship)を制し、全米オープンでは通算6度の2位に終わっているフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)は、生涯グランドスラムを狙う今大会の初日でイーブンパーの16位タイにつけた。

 先月、欧州ツアーのBMW・PGA選手権(BMW PGA Championship 2014)で優勝したロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、18番ホールで3メートルのバーディーパットを沈め、1オーバーの36位タイに入った。

 日本勢では、松山英樹(Hideki Matsuyama)が1アンダーで6位タイ、谷口徹(Toru Taniguchi)が2オーバーで50位タイ、矢野東(Azuma Yano)が7オーバーで134位タイ、宮里聖志(Kiyoshi Miyazato)が11オーバーで154位につけている。(c)AFP/Jim SLATER