■メジャー覇者たちが松山に太鼓判

 2013年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2013)覇者で、5月には松山も参戦したクラウン・プラザ・インビテーショナル(Crowne Plaza Invitational at Colonial 2014)を制している世界ランク1位のアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)は、メモリアルトーナメントでは最終日に松山と同組で回り、また昨年10月のプレジデンツ・カップ(2013 The Presidents Cup)では4回コンビを組んだ。

 スコットは松山について、「印象的な若手だし、パワーもあって、とても優れたボールストライカーだ。どこが弱点というのはないと思う。プレー経験と年齢を重ねていくことで、様々な部分でもっと伸びていくはずだ」と語った。

「けれど僕としては、飛び抜けた武器はあの精神的な強さだと思う。参戦したては誰だって苦しむものだけど、最高の形でそこを乗り切っている。まだ若いのに、あの精神力は現時点では彼の一番の強みじゃないかな」

 今年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)を制したバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)は、これから先、松山が脅威になるとみている。

「まだ若くて、才能あふれる選手だ。この先何年も全米オープンに出て、高いレベルの争いをするだろう。どの大会でも優勝争いをする力がある。勝つ可能性はあるよ。すでにそのことを自分で証明している」

(c)AFP/Jim SLATER