【6月11日 AFP】一部で熱狂的な人気を博している米テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」の原作者、ジョージ・R・R・マーティン(George R.R. Martin)氏が、オオカミ保護区支援に2万ドル(約200万円)を寄付した2人に、小説内での「身の毛もよだつ死」をプレゼントすると発表した。

 マーティン氏は、不特定多数から資金集めをするクラウドファンディングのウェブサイト「Prizeo.com」に投稿した動画と声明の中で、米南西部サンタフェ(Santa Fe)近くにある「ワイルドスピリット・オオカミ保護区(Wild Spirit Wolf Sanctuary)」への寄付を呼び掛けた。「私は長らくオオカミを好んできた。米国のオオカミの頭数は20世紀に致命的な数にまで減少した」

 寄付の目標額は50万ドル(約5100万円)。寄付金は慈善団体のフードデポ(Food Depot)の支援にも使われる。同団体は食料を必要としている人に昨年1年間で50万食を提供している。寄付額は一口10ドル(約1000円)から。

 最高金額の2万ドルを寄付した男女各1人には、ゲーム・オブ・スローンズの原作「氷と炎の歌(Song of Ice and Fire)」シリーズの最新作に、寄付者と同じ名前を冠したキャラクターを登場させるというプレゼントをするという。

「小君主、騎士、小作農、売春婦、レディ、マイスター、セプトン(司祭)、何でも良い」「君たちは間違いなく身の毛もよだつ死を迎えることになるだろう」とサイトには書かれている。2万ドルを寄付した2人はともに自分の名前を小説に登場させることを希望しているという。

■オバマ大統領もファン?世界的に広がる人気

 2011年にデビューした米ケーブルテレビ局HBOのドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」は、架空の「七王国」を舞台に反目し合う名家が権力を争うベストセラー小説を原作にしたドラマで、世界的にファンを獲得している。バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領もファンの1人だといわれている。

 同ドラマは、緻密に重なり合うストーリーと潤沢な制作費、そして重要人物と思われた主役級の登場人物が常にむごたらしい方法で死んでいく展開で、評論家の称賛を集めた。(c)AFP