■果たして何のために私たちは消費をするのか

『365日のシンプルライフ』は、普段当たり前のように行っている消費行動自体を考え直すヒントを与えてくれる。また『地球にやさしい生活』は、地球市民として生きていくために、私たちはなにをしなければならないのか?ということを体現して様々な学びを与えてくれる作品だ。どちらにも共通するのは「どうしてそのものが必要なのか」と問いを立てる必要性。果てしない消費主義のスキームから脱出し、彼らは新しい消費価値観を持って生きている。現代を生きる人にとって、彼らのような生活をすぐに送ることは難しいが、彼らの身体を張った実験結果は、自分たちの消費行動や生活について再考するテストケースだ。それは断食を経験した人々の話から得るものが多いように、飽食気味の僕らにモアでなくレスの哲学を伝えてくれる。【菅付雅信】

■プロフィール
1964年宮崎県生まれ。法政大学経済学部中退。「コンポジット」、「インビテーション」、「エココロ」などを創刊し編集長を務める。現在は雑誌、書籍、ウェブ、広告などの編集を手がける。著書に「東京の編集」「はじめての編集」「中身化する社会」等がある。

■「ライフスタイル・フォー・セールス」過去記事一覧
http://www.afpbb.com/articles/modepress/3007611

■関連情報
『365日のシンプルライフ』
8月16日(土)~オーディトリウム渋谷ほか全国順次公開
公式HP:http://www.365simple.net/
予告編(YOUTUBE):http://www.youtube.com/watch?v=YdA94qpRs3A
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