【6月8日 AFP】米国競馬のG1レース、第146回ベルモント・ステークス(146th Belmont Stakes、3歳、ダート約2414メートル)は7日、米ニューヨーク(New York)州エルモント(Elmont)のベルモントパーク競馬場(Belmont Park)で開催され、米三冠を狙うカリフォルニアクローム(California Chrome)は4着に終わり、記録達成はならなかった。

 優勝は、ジョエル・ロサリオ(Joel Rosario)騎手騎乗のトーナリスト(Tonalist)だった。

 カリフォルニアクロームは、第140回ケンタッキーダービー(140th Kentucky Derby、3歳、ダート約2000メートル)と第139回プリークネス・ステークス(139th Preakness Stakes、3歳、ダート約1900メートル)を制し、アファームド(Affirmed)以来となる36年ぶりの三冠達成を目指していた。

 1978年の三冠以降、ビクター・エスピノーザ(Victor Espinoza)騎手騎乗のカリフォルニアクロームは二冠を達成しながらも、王者への難関とされるベルモント・ステークスで敗れた13頭目の競走馬となった。

 エスピノーザ騎手は、2002年のウオーエンブレム(War Emblem)でも二冠止まりだった。

 勝ったトーナリストは、ケンタッキーダービーとプリークネス・ステークスに出走していなかったものの、同競馬場で行われたレースを制した経験を持ち、相性は良かった。

 2着にはコミッショナー(Commissioner)、3着にはメダルカウント(Medal Count)が入った。(c)AFP