【6月6日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で6日、大統領選挙の決選投票候補者の1人、アブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相の選挙運動車列を狙ったとみられる爆発が2件あり、少なくとも4人が死亡した。アブドラ外相は無事だった。

 カブール警察の捜査関係者は、1回目の爆発は自動車を使った自爆攻撃で、2回目は地雷攻撃だったとAFPに語った。

 モハマド・アユーブ・サランギ(Mohammad Ayoub Salangi)内務次官がアブドラ氏自身の話として伝えたところによると、同氏は無事だという。また同内務次官はツイッターで、4人が死亡し、17人が負傷したと伝えた。死亡した4人はアブドラ氏選挙陣営の警護員、交通整理に当たっていた警察官1人と市民2人だという。

 2件の爆発について、これまでのところ犯行声明は出ていない。

 アフガニスタンでは、タリバン(Taliban)政権崩壊後の2001年から大統領を務めてきたハミド・カルザイ(Hamid Karzai)氏の後任を選ぶ大統領選の決選投票が14日に行われる。決選投票はアブドラ元外相とアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相の間で争われるが、タリバンは決選投票になる前から選挙を阻止すると宣言してきた。(c)AFP