【6月6日 AFP】中国が、拡大の一途をたどっている国防費を実際より20%近く少なく公表していたとする報告書を、米国防総省が5日発表した。

 米国防総省が連邦議会に毎年提出している報告書によると、中国の2013年の国防費は、公式発表の1195億ドル(約12兆2000億円)を大幅に上回る1450億ドル(約14兆8000億円)だったとみられるという。

 米国や日本をはじめとする同盟諸国は、東シナ海や南シナ海の領有権をめぐって中国との緊張が高まる中、中国軍の透明性の欠如に対する懸念を繰り返し表明している。

 米国防総省は、昨年の報告書では中国の軍事費を1350億~2150億ドル(約13兆8000億~22兆円)としていた。今回の1450億ドルの推定値について、米当局者は「中国の国防費増大の仕組みについて、われわれの理解度が高まっている表れ」と説明している。

 中国政府は3月、2014年の国防予算を前年比12.2%引き上げて8082億3000万元(約13兆2400億円)とすると発表していた。(c)AFP