【6月4日 AFP】ブラジル・アマゾン(Amazon)の先住民カヤポ(Kayapo)の一族の長老ラオーニ・メトゥティレ(Raoni Metuktire)さんが、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開催期間に合わせて欧州各国をまわり、アマゾンの熱帯雨林の破壊状況について訴えようとしている。

 80歳を越えるラオーニさんは今から25年前、熱帯雨林保護を訴えて歌手のスティング(Sting)さんのワールドツアーと一緒に世界をまわったことで知られている。今回は3日にフランス・パリ(Paris)から開始し、ベルギー、英国、モナコ、ノルウェーをまわる。ラオーニさん「W杯期間中に先住民とアマゾンにも関心を持ってもらい、人々にわれわれを理解し支援してほしい」と語った。(c)AFP