【6月4日 AFP】エジプトの選挙管理委員会は3日、先月26~28日に投票が行われた大統領選でアブデルファタフ・サイード・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)前国防相が当選したと発表した。

 得票率はシシ氏が96.9%、シシ氏の唯一の対立候補、左派のハムディーン・サバヒ(Hamdeen Sabbahi)氏はわずか3%だった。投票率は47.45%。投票率が低くなることへの懸念から、当初2日間の予定だった投票期間が1日延長されていた。

 昨年7月に大統領の座を追われたムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)氏の出身母体、ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)は今回の大統領選をボイコットした。選管の発表後まもなく、同胞団に反対する立場を取っているサウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ(King Abdullah bin Abdul Aziz)国王は、エジプト支援国会議の開催を呼び掛けた。(c)AFP/Samer AL-ATRUSH, Jay DESHMUKH