【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2014)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、7-6、6-4で第8シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)を下し、ベスト4進出を決めた。

 ジョコビッチは、ビッグサーバーのラオニッチを封じ、全仏オープン初優勝に向けて大きく前進している。

 世界ランク2位のジョコビッチは、全仏のトロフィーを掲げ生涯グランドスラムを達成したいと考えているが、サーブのリターンがさえたこの日、その夢も現実味を帯びてきた。

 ベオグラード(Belgrade)出身で27歳のジョコビッチは、全仏で通算6度目の4強入りを果たしており、ラオニッチとの直接対決では、2013年に行われた国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2013)ワールドグループ準決勝、先月のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2014)準決勝に続き、3戦全勝を記録している。

 ジョコビッチは、決勝進出を懸けて第18シードのエルネスツ・ガルビス(Ernests Gulbis、ラトビア)と対戦する。ガルビスは同日、第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を破り、準決勝進出を果たしている。(c)AFP