【6月11日 AFP】32年ぶりにW杯がドイツの舞台に戻ってきた2006年大会(2006 World Cup)では、同国が国家の威信を急激に高め、開催国として広く称賛を浴びた。

 また、ブラジルとアルゼンチンが準々決勝で敗退し、1982年大会意向では初めて欧州勢がベスト4を占める結果となり、強豪国を抱える欧州の復活は特に歓迎された。

 決勝戦ではフランスと1-1で120分を終えたマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督率いるイタリアが、迎えたPK戦でファビオ・グロッソ(Fabio Grosso)の放ったシュートで勝利を決め、通算4度目の優勝を果たした。

 しかしながら、この大会の決勝で常にイメージされるのは、フランスのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)がイタリアのマルコ・マテラッツィ(Marco Materazzi)に対して前代未聞の頭突きを食らわせ、レッドカードを受けた場面となった。(c)AFP