【5月29日 AFP】ウクライナ東部スラビャンスク(Slavyansk)で29日、親ロシア派武装集団の指導者が欧州安保協力機構(OSCE)の監視員4人を拘束していると認めた。監視員は解放する方針だという。

 オーストリアのウィーン(Vienna)を拠点とするOSCEからウクライナ東部入りし、26日から行方が分からなくなっているのはデンマーク、エストニア、トルクメニスタン、スイス国籍の4人。武装集団が道路封鎖しているドネツク(Donetsk)郊外を訪れた同日から行方が分からなくなっているが、ロシアのインタファクス(Interfax)通信が「スラビャンスク人民の市長」を名乗る親ロシア派集団のリーダー、ビャチェスラフ・ポノマリョフ(Vyacheslav Ponomaryov)氏の言葉として伝えたところによると、「全員、無事」だという。

 ポノマリョフ氏は4人に当面の間はどこへも移動しないようにと伝えたが、それを聞き入れようとしなかったので拘束したと述べている。逮捕したのではなく、身柄を拘束して身元や行き先、その理由などを聞いた後で解放するという。その一方で、同氏は4人が情報活動に関わっていたのではないかとの疑念も見せた。

 これに先立ち28日、すでにウクライナ当局は4人が親ロシア派の武装集団に拘束されたとの見解を発表していた。(c)AFP