【5月29日 Relaxnews】カナダ出身で、現在ロンドンを拠点に活動するデザイナーのトーマス・テイト(Thomas Tait)が、第一回「LVMH賞(LVMH Prize)」でグランプリを受賞した。

 昨年11月に開催が発表されたこのコンテストでは、世界中から才能ある若手デザイナーを選出。審査員には「フェンディ」のカール・ラガーフェルドや「セリーヌ(CELINE)」のフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)など、LVMHグループのトップデザイナーらが名を連ねる。優勝者には30万ユーロ(約4200万円)の賞金が贈られるほか、業界のエキスパートたちから指導を受ける機会が与えられる。

 2010年の秋冬コレクションでデビューしたテイトは、2012年の「ANDAMファッション・ アワード(ANDAM Fashion Award)」にもノミネートされている。モントリオールのラサール・カレッジで勉強後、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins College of Art and Design)で修士号を取得した。

 そのほか、2つの特別賞は、「Miuniku(ミウニク)」と「Hood by Air(フード バイ エアー)」が受賞した。「ミウニク」はロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)卒業時にニキータ(Nikita)とティナ・スートラダール(Tina Sutradhar)姉妹が立ち上げたブランドで、現在はムンバイを拠点に活動している。「フッド バイ エアー」はシェーン・オリバー(Shayne Oliver)が2007年にニューヨークで立ち上げたブランドで、リュクスなストリートウェアを提案している。(c)Relaxnews/AFPBB News