【5月29日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に臨むブラジル代表が28日、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)から北へ約90キロのベースキャンプで、冷たい雨の降るなか、練習を開始した。

 テレゾポリス(Teresopolis)にあるトレーニング施設、グランジャ・コマリー(Granja Comary)に入っているブラジル代表が、さわやかな天気を期待していたとすれば、この日はがっかりしたことだろう。温度計が17度を差すなか、選手たちは肌寒いピッチへ小走りで出ていった。

 腰の負傷が癒えたチェルシー(Chelsea)のオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)、同じく状態の不安を払拭し、FWの1番手とみられるフレッジ(Fred)に挑戦するジョー(Joao Alves de Assis Silva 'Jo')も、最初から全体練習に合流し、1時間にわたって汗を流した。

 欧州でプレーする選手が多いブラジル代表は、ほとんどのメンバーが26日、大会に抗議するデモ参加者に何度かバスを取り囲まれながら、キャンプ地に入った。

 翌27日にはメディカルチェックを行い、6月12日にサンパウロ(Sao Paulo)で行われるクロアチアとの開幕戦に向けて、状態を上げていく準備を進めている。(c)AFP