【5月28日 AFP】13-14NBAは27日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)第4戦が行われ、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)が105-92でサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)に勝利した。

 サンダーは、ケビン・デュラント(Kevin Durant)とラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)が2人合わせて71得点の活躍をみせ、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。

 7番勝負のカンファレンス決勝で、先に本拠地での2勝を挙げたスパーズに対し、サンダーもホームでの2連勝で巻き返した。

 スパーズは、29日にホームで迎える第5戦で、再びアドバンテージを得ようとしている。

 カンファレンス決勝を勝ち抜いたチームは、NBAファイナルで、連覇を果たしているマイアミ・ヒート(Miami Heat)とインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)の勝者と対戦することになる。

 サンダーのこの勝利は、最初の2戦を落としてから怒濤(どとう)の4連勝でファイナルの出場権を獲得した、2012年のカンファレンス決勝を思い起こさせた。

 第3戦でサンダーは、左ふくらはぎを痛めていたセルジ・イバカ(Serge Ibaka)が復帰し、最優秀選手(MVP)賞を受賞したデュラントとウエストブルックの猛攻で、ファイナル進出に望みをつないでいた。

 ウエストブルックが40得点、10アシスト、5スチール、5リバウンドを記録したサンダーは、デュラントがフィールドゴール(FG)22本ながら31得点を挙げている。

 第3クオーターまでで、FG成功率を50.8パーセントとしたサンダーは大幅なリードを奪い、速攻による得点では21-0とスパーズを寄せ付けなかった。

 スパーズは、PGトニー・パーカー(Tony Parker)が14得点、10リバウンドの働きでチームをけん引したが、ビッグ3のティム・ダンカン(Tim Duncan)とエマニュエル・ジノビリ(Emanuel Ginobili)は2人で14得点に終わり、FGも16本中5本の成功にとどまった。

 ベンチスタートのボリス・ディーオウ(Boris Diaw)が14得点、10リバウンドを記録したスパーズは、昨季のNBAファイナル第7戦でヒートに敗れ優勝を逃しており、今季の雪辱を誓っている。(c)AFP