【5月28日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するクラウディオ・ピサロ(Claudio Pizarro)が27日、同クラブとの契約を2015年6月まで1年延長したことが明らかになった。

 今年10月に36歳の誕生日を迎えるピサロは、今季のブンデスリーガ王者であるバイエルンで、最も効率的なFWとして活躍した。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の指揮の下、レギュラーに定着していたマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)のバックアップという限られた出場機会で、ピサロは今季リーグ戦10得点、3アシストを記録した。

 ペルー代表のピサロが、今季先発で出場を果たしたのはわずか6試合だが、途中出場の試合で4得点を挙げ、今季7節を残して史上最速優勝を決めていたバイエルンのリーグ最終戦でも決勝弾を決めた。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は、クラブがリーグとドイツカップ(German Cup 2013-14)の国内2冠を達成した直後、「クラウディオは、自身がゴールの前でどれだけ恐ろしい存在なのか、そしてチームにとってどれだけ重要なのかを再び証明した」と話した。

「これからも彼を頼りにすることができるのは非常に喜ばしい」

 ピサロは、バイエルンの今季得点ランキングでマンジュキッチ、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)、そしてアリエン・ロッベン(Arjen Robben)に続く4位につけ、マリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)らと並んだ。

 統計的に見れば、ピサロは出場時間53分ごとに得点もしくはアシストを記録しており、最も効率的な選手ということになる。

 チェルシー(Chelsea)やヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)でもプレーした経験を持つピサロは、1999年にブンデスリーガ1部でデビューを飾って以来370試合に出場し、ドイツ国外出身の選手としては最多の通算176得点を挙げている。(c)AFP