【5月27日 AFP】(写真追加)かつて「世界で最も太った人間」としてギネス世界記録(Guinness World Records)に認定されたメキシコ人男性のマヌエル・ウリベ(Manuel Uribe)さんが、48歳で死去したと医療関係者が26日、明らかにした。ウリベさんは最も重かった時、体重が597キロもあった。

 報道は死因を不整脈と伝えている。メキシコ北部モンテレー(Monterrey)の大学病院関係者はAFPの取材に、下肢の体液喪失も死因の一つだと指摘した。

 ウリベさんは2007年にギネス世界記録で世界一、重い人類に認定された後にダイエットを開始。394キロまで減量に成功した。

 だが今月2日、体調を崩して病院に搬送されていた。その際、歩くことができないウリベさんは、クレーンを使って自宅から外に出された。

 ウリベさんは2008年に結婚した時にも、クレーンで運び出されて挙式会場まで移動した。式の様子は米国のテレビ局が放映した。

 メキシコでは成人の71%、子どもの約30%が体重過多または肥満状態にあり、米国に並ぶ肥満大国の1つに数えられている。(c)AFP