【5月26日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のジョシュ・ベケット(Josh Beckett)投手が25日、先発登板したフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)戦で無安打無得点試合を達成した。

 34歳の右腕ベケットは、128球中ストライクを80球投げ込み、6三振3四球で自身初となる無安打無得点を達成した。ドジャースは敵地でフィリーズに6-0と快勝した。

 ドジャースの投手が無安打無得点に成功するのは、野茂英雄(Hideo Nomo)氏がロードでのコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)戦で達成した1996年9月17日以来となった。

 一方でフィリーズは、0-5で敗れた1978年のセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)戦以来となる同記録の屈辱を味わっている。

 フロリダ・マーリンズ(Florida Marlins、現マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)時代の2003年にワールドシリーズ最優秀選手(MVP)に選出されているベケットは、昨シーズンは病に苦しめられたが、今季はこれで3勝1敗とした。

 9回裏、ベケットは1人目の打者を内野への飛球で、2人目を一塁へのゴロで退けたが、次のジミー・ロリンズ(Jimmy Rollins)に四球を与えた。

 続くチェイス・アトリー(Chase Utley)にもフルカウントとしたベケットだったが、最後は速球で見逃し三振を奪うと、チームメートにもみくちゃにされながら祝福され、フィリーズのファンもスタンディングオベーションでたたえた。(c)AFP