【5月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のパトリス・エヴラ(Patrice Evra)は23日、クラブとの契約を1年延長し、取りざたされていた退団のうわさに終止符を打った。

 フランス代表で左サイドバックを担うエヴラは、8年在籍したユナイテッドを退団することを考えていると報じられていたが、ルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)新監督の就任が発表されたことを受け、同選手は契約を1年延長した。

 ユナイテッドは公式ツイッター(Twitter)で、「パトリス・エヴラがユナイテッドとの契約を1年延長した」と投稿した。

 ユナイテッドがサウサンプトン(Southampton FC)に所属するイングランド代表左サイドバックのルーク・ショー(Luke Shaw)獲得に乗り出したことが表面化したことで、エヴラはクラブを退団するのではないかとみられていた。

 しかし、かつてフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)に在籍していたエヴラは、ファン・ハール監督が率いるユナイテッドに少なくとも1年は残ることを選択した。

 2006年にユナイテッドに加入して以降、主力選手として活躍してきた33歳のエヴラの契約延長は、大多数のユナイテッドファンから歓迎されるとみられる。エヴラは選手の間でも人気が高く、リーダーシップの高さは広く知れ渡っている。

 ユナイテッドはわずか1年足らずで解任されたデビッド・モイーズ(David Moyes)元監督の指揮下でリーグ7位に低迷したが、クラブで通算379試合に出場しているエヴラは、不本意なシーズンのなかで高い評価を受けた数少ない選手の一人だった。

 チームの敗退を阻止することはできなかったものの、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)準々決勝では素晴らしいシュートを決めている。(c)AFP