【5月22日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するフランス代表のフランク・リベリ(Franck Ribery)が21日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)が最後のW杯出場になることを明らかにした。

 その一方でリベリは、2016年に開催される欧州選手権(UEFA Euro 2016に)への出場については可能性を残している。

 2006年のW杯ドイツ大会でその名を世界に知らしめた31歳のリベリは、フランスのRTLラジオに対し、「これが自分にとって最後のW杯になる」と語った。

 ブラジルW杯で有終の美を飾り、その舞台から去る可能性についてリベリは、「われわれはブラジルに行って何かを成し遂げなければならない。それはW杯で優勝するという明快なことだ」とコメントした。

 リベリは2006年大会でフランスの決勝進出に貢献したが、チームはPK戦でイタリアに敗れた。

 そして2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)では、選手が練習をボイコットするという不名誉な事件が起きた上に、フランスがグループリーグ敗退に終わるという、まったく違う結果を経験をした。

 所属するバイエルンでリーグとドイツカップ(German Cup 2013-14)の2冠を達成しているリベリは、パリ(Paris)郊外にあるクレールフォンテーヌ・アン・イブリーヌ(Clairefontaine-en-Yvelines)で21日から始まった合宿に合流する予定となっている。

 母国開催となった1998年W杯フランス大会で、代表メンバーとして優勝を経験しているディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督が率いるフランス代表は、ブラジル大会でグループEに入っている。

 フランスは6月15日の初戦でホンジュラスと対戦し、その後は20日にスイス戦、その5日後にエクアドル戦を控えている。(c)AFP