【5月21日 AFP】13-14NBAは20日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)第2戦が行われ、マイアミ・ヒート(Miami Heat)が87-83でインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)を退け、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。

 レブロン・ジェームズ(LeBron James)とドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)は、試合終了までに挙げた最後の33得点すべてに絡むと、合わせて45得点の活躍でヒートの逆転勝ちに貢献した。

 ヒートは、18日に行われた第1戦に96-107で敗れていたが、第2戦で形勢を立て直している。

 この日、フィールドゴール(FG)16本中10本に成功したウェイドが、チームハイの23得点を挙げると、ジェームズは22得点7リバウンド6アシスト、そして3ブロックショットを記録した。途中出場のノリス・コール(Norris Cole)も11得点を決めている。

 ヒートは、残り5分33秒の場面でロイ・ヒバート(Roy Hibbert)にフックショットを許し、72-75でペイサーズを追いかける展開になったが、ジェームズの6連続得点で逆転に成功。一方のウェイドも、ジェームズの外したレイアップシュートをチップインで沈めて援護すると、ジャンプショットでリードをさらに伸ばした。この間で10得点を奪ったヒートは、ペイサーズを無得点に抑えて、勝利を確実なものにした。

 7点差で追いかけるペイサーズが、試合終了間際にジョージ・ヒル(George Hill)が3ポイントシュートを決めると、タイムアウト後にヒートはスローインからターンオーバーを喫してしまった。

 しかしペイサーズは、最後にランス・スティーブンソン(Lance Stephenson)が長い距離から3ポイントシュートを放つもこれは届かず、ブザーが鳴ると同時にリングの前へ落ちた。

 ウェイド、ジェームズ、そしてクリス・ボッシュ(Chris Bosh)のビッグ3入団以来、初めてプレーオフの対戦成績を0勝2敗とする危機を迎えたヒートだったが、第2戦を制しなんとかこれを脱した。

 第3戦は24日にマイアミ(Miami)で行われるため、両チームは十分に休養の時間が確保できる。