【5月21日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のシャーロット・ボブキャッツ(Charlotte Bobcats)は20日、ノースカロライナ(North Carolina)州を拠点として2004年に創設された同球団の名称を、正式にシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)と改めた。

 現在のニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)の前身である元祖ホーネッツが、元々シャーロット(Charlotte)に拠点を構えていたが、2002年に同球団がニューオーリンズ(New Orleans)へ本拠地を変更すると、ロバート・L・ジョンソン(Robert L. Johnson)氏がオーナーとなって、シャーロットに新球団のボブキャッツが誕生した。

 元祖ホーネッツが、2013-14シーズンからチーム名をペリカンズに改称すると、ボブキャッツは名称を戻すことを提案し、NBA側がそれを受け入れた。これを受けたボブキャッツは、今季のプレーオフ1回戦敗退に伴い、正式に球団名をホーネッツと改名した。

 NBA史に残る名選手で、同球団のオーナーを務めるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏は、「シャーロット・ホーネッツという名称が正式に戻り、球団、都市、そしてファンの方々にとっても本当に歴史的な一日になりました」と話している。

「ホーネッツの名前を取り戻す上で、原動力となってくれたファンの方々に感謝します。カロライナの地にホーネッツが戻り、わくわくしています」

 また、新生ホーネッツはNBAとペリカンズとの話し合いの結果、すべての統計、記録、そして歴史を元祖シャーロット・ホーネッツから引き継ぐと発表した。

 ホーネッツは、1988年から2002年までの歴史を元祖シャーロット・ホーネッツから受け継ぎ、2004年から14年まではボブキャッツ時代のものを継承する。一方のペリカンズは、球団が本拠地を移しニューオーリンズ・ホーネッツ(New Orleans Hornets)と改称した、2002-03シーズンからの歴史と成績を保持していく。(c)AFP