【5月20日 AFP】数か月前から反政府デモが続き28人が死亡、数百人が負傷しているタイで20日、軍が全土に戒厳令を発令した。

 軍が運営するテレビ局の放送で発表された。軍は戒厳令発令の目的は「全ての派閥国民に平和と秩序をもたらす」ことであり「クーデターではない」と強調。「国民はパニックになる必要はなく、普段通りの生活ができる」と付け加えた。

 ニワットタムロン・ブンソンパイサーン(Niwattumrong Boonsongpaisan)タイ暫定首相の治安問題首席顧問は、政府は戒厳令発令について事前に相談されていなかったと述べた。(c)AFP