【5月16日 AFP】世界各国の都市で15日、ファストフード店従業員の賃上げや労働組合加入の権利を求めるデモやストライキが行われた。

 東京では約50人がデモに参加し、マクドナルド(McDonald's)やすき家(Sukiya)などのチェーン店のアルバイト店員の時給を1500円にすることを求めた。

 米国では、マイアミ(Miami)、ニューヨーク(New York)、シカゴ(Chicago)、ロサンゼルス(Los Angeles)、ヒューストン(Houston)のファストフード店で従業員らが数時間にわたるストを決行。2012年11月にこの抗議運動が始まったニューヨークでは、マクドナルド店舗でのデモに続き、約100人がピザのチェーン店の前で抗議活動を行った。

 マイアミのデモ主催者によると、抗議運動は世界33か国以上の130都市で呼び掛けられた。だが米国以外での参加者は少なく、スイス・ジュネーブ(Geneva)や英ロンドン(London)での参加者は数十人で、仏パリ(Paris)などではファストフード店員らが「団結の日」を宣言するのみにとどまった。イタリアでは主要な3つの労働組合が、16日にファストフード店でストライキをするよう呼び掛けている。(c)AFP