【5月15日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)のコロンビア代表候補30人に選出されたラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)について、同選手の父親が14日、本大会に参加できる状態にまで回復するかは疑問だと語った。

 28歳のファルカオは1月、所属するフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)のフランス杯(French Cup 13-14)の試合中に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂した。しかし、その後はブラジル大会に間に合う可能性を残してここまで来ており、代表を率いるホセ・ペケルマン(Jose Pekerman)監督も13日、30人の暫定メンバーにファルカオを入れた。

 しかしながら、前十字靱帯断裂は通常、復帰まで6か月を要する重傷であり、ファルカオの父親はコロンビアのラジオ局「RCN」に対し、「治療という観点から言えば実に順調だが、サッカーをプレーするという点でみればそうではない」と語った。

「現時点までで、息子は肉体的に回復しているに過ぎない。現在からW杯までの間にどうなるか、今後も状況を見ていく必要がある」

「形の上では60パーセント回復した。しかし残りはまだ戻っていない。体の強さや踏ん張り、スピード、筋肉の動きの協調性、そういった高いレベルのスポーツマンに不可欠な要素はね」

 23人の最終メンバーの登録期限は6月2日となり、ペケルマン監督はそれまでに、ファルカオを選出するか否かを決断しなければならない。

 グループCのコロンビアは、グループリーグでギリシャ、コートジボワール、日本と対戦する。コロンビアは6月14日にベロオリゾンテ(Belo Horizonte)でギリシャとの初戦に臨む。(c)AFP