【5月15日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は14日、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)のダルビッシュ有(Yu Darvish)投手について、9日のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)戦の投球成績を、被安打1ではなく2に変更すると発表した。

 MLBがレッドソックスのデビッド・オーティス(David Ortiz)の異議を認め、ダルビッシュの無安打無得点の可能性は、そもそもが7回に消滅していたこととなった。オーティスは、レンジャーズ右翼手のアレックス・リオス(Alex Rios)の失策と記録された7回の打球について、自身の安打とすべきだと主張していた。

 その時点でダルビッシュは無安打の投球を続けており、レッドソックスの打者を20人連続で退けていた。7回のオーティスへの投球で完全試合の夢は断たれたが、失策の判定によって無安打無得点の希望はつながっていた。

 しかし結局、ダルビッシュは9回2死からオーティスに単打を許し、無安打無得点も阻まれた。

 レッドソックスの打者から12個の三振を奪い、8-0の勝利を呼び込んだダルビッシュだが、これで同試合の被安打はどちらもオーティスから浴びた2本となった。(c)AFP