【5月15日 AFP】欧州連合(EU)は12日、ウクライナ情勢をめぐる対ロシア制裁の対象に、美人だとしてインターネット上で話題になったクリミア(Crimea)のナタリア・ポクロンスカヤ(Natalya Poklonskaya)検事総長(34)を含む13人を加えた。

 EUが発表した追加制裁対象にはこの他、バチェスラフ・ボロジン(Vyacheslav Volodin)露大統領府第1副長官、クリミアに部隊を展開したロシア軍空挺(くうてい)部隊のウラジーミル・シャマノフ(Vladimir Shamanov)司令官、親露派が掌握しているウクライナ東部スラビャンスク(Slavyansk)の市長を自称するバチェスラフ・ポノマリョフ(Vyacheslav Ponomaryov)氏、11日に独立の是非を問う住民投票を強行したウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州のロマン・リャギン(Roman Lyagin)中央選管委員長などが含まれている。

 このうち、ロシアのクリミア半島編入宣言後に抜擢されたポクロンスカヤ検事総長は、容姿が世界のネットユーザーの間で話題となり、日本の美少女キャラクター風の似顔絵がネット上で拡散されるなど人気を博した。同氏は今月、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領から正式にクリミア検事総長に指名されている。(c)AFP