【5月12日 AFP】イタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督が、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)での躍進に必要な夏の投資がクラブから期待できない場合、今季限りでの退団も視野に入れていることがわかった。

 コンテ監督はチームを1930年代の5連覇以来となるリーグ3連覇に導いていた。しかしながらこのところは、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)が白紙の小切手を用意してオファーを出しているとも報じられており、退団の可能性も取りざたされていた。

 そして、今季のリーグ優勝を争ってきたライバル、ASローマ(AS Roma)との試合を1-0で制したコンテ監督は、3年間続いたユベントスでの政権が間もなく終わる可能性を示唆している。

 コンテ監督は、第三者を通じて「仮に別の道を歩むことになっても、クラブと選手に最大限の敬意を払う」とコメントを残している。

 この発言はクラブにプレッシャーをかけるためのものであるとも考えられ、コンテ監督はチャンピオンズリーグで結果を残すために、新戦力の獲得を求めている。

 ユベントスは昨季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)で、優勝チームのバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に敗れて敗退したものの、準々決勝まで勝ち進んだ。

 ところが今季はグループリーグを突破することができず、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2013-14)でもベンフィカ(Benfica)に敗れて準決勝で姿を消し、クラブの本拠地で行われる決勝に進むことはできなかった。

 選手時代の1996年にユベントスでチャンピオンズリーグを制覇しているコンテ監督は、「現役時代にチャンピオンズリーグを獲得したので、いつかは監督としても優勝したいと思っている。しかし、今のユベントスでそれが可能かと問われれば、答えはノーだ」と語った。

 先日、ユベントスの幹部と会談したコンテ監督は、クラブは戦力補強について「自分の考えを分かっているはずだし、私が言ったことをよく考える時間もあったはずだ」とコメントしている。

 その一方でコンテ監督は、「チームが強化され、刺激的なプロジェクトになることが分かれば、ここでもう1シーズン、全力を尽くす心づもりはある」とも付け加えた。(c)AFP