【5月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)の左サイドバック、アシュリー・コール(Ashley Cole)が11日、イングランド代表のロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督から2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の招集メンバーから外れたことを伝えられ、代表引退を表明した。

 33歳のコールはツイッター(Twitter)に、「ロイから電話を受け、イングランド代表が若い選手で構成されるべきだということで同意した」と投稿した。

「素晴らしい監督とチームだ。成功だけを祈っている。本当のファンの様に彼らを応援するよ。みなさんにすべてのことを感謝する」

 ホジソン監督は、代表招集メンバーを12日に発表する予定となっている。

 今季、コールはチェルシーでセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)にポジションを奪われ、先発レギュラーの座を失っていた。

 コールが外れたことで、エバートン(Everton)のレイトン・ベインズ(Leighton Baines)が代表左サイドバックの先発選手になるとみられ、控えにはサウサンプトン(Southampton FC)のルーク・ショー(Luke Shaw)が入ることになる。

 代表107キャップを飾るコールは続けて、「ベインズとショーは素晴らしい選手。今シーズンはそれを証明したし、この代表の未来だ」とツイートした。

 アーセナル(Arsenal)にも所属したコールは2001年のアルバニア戦で代表デビューし、以降はレギュラーに定着。2002年の日韓大会、敗退が決まったスウェーデン戦以降はW杯で先発として試合に臨んでいた。

 3月にホジソン監督は、ブラジルに向けたメンバー選考をする際に「大物」選手を落胆させなくてはならなくなると語っていた。(c)AFP