【5月10日 Relaxnews】スペインのリゾート地、イビサ(Ibiza)島のホテル2店舗が、カードキーの代わりにカード決済機能を備えたスマート・ブレスレットを採用し、ウェアラブル技術のトレンドの波に乗った。

 宿泊客は、バッグの底にあるカードキーを捜したり、カードキーではなくクレジットカードを差してしまったり、現金を用意するのを忘れたり、という心配から解放される。ウシュアイア・イビザ・ビーチ・ホテル(Ushuaia Ibiza Beach Hotel)とハード・ロック・ホテル・イビザ(Hard Rock Hotel Ibiza)に滞在する宿泊客は、VIPならぬ「VIB(ベリー・インポータント・ブレスレット=非常に重要なブレスレット)」を身に着け、客室のドアを開け、それぞれの宿泊客に割り当てられてた暗証番号を使用して買い物ができる。

 さらに、それぞれの好みに合わせて設定されるこのブレスレットを使って、フェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)に写真を共有したり、エクスプレス・チェックアウトをすることも可能だ。

 ウェアラブル技術には無線標定システムや無線自動識別が含まれている。

 パーティー好きな若者をターゲットにした両ホテルでは、42インチのスクリーンを備えたデジタルサイネージ20台を設置。宿泊客はそこから写真を投稿・共有できる。

 ハード・ロック・ホテル・イビザは5月18日にオープン予定。(c)Relaxnews/AFPBB News