クリッパーズの暫定責任者に元タイム・ワーナー会長のパーソン氏
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【5月10日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は9日、人種差別発言問題の渦中にいるロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)の暫定最高経営責任者(CEO)に、米メディア大手タイム・ワーナー(Time Warner)と米金融大手シティグループ(Citigroup)で会長を務めたリチャード・パーソンズ(Richard 'Dick' Parsons)氏を指名した。
NBAは、人種差別発言を行ったことが2週間前に芸能サイトTMZで公表されたクリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリング(Donald Sterling)氏を永久追放にしており、今回の動きはそれを受けてのものだった。
NBAでコミッショナーを務めるアダム・シルバー(Adam Silver)氏は、「任命されたパーソンズ氏がクリッパーズの組織に安定をもたらし、優れたリーダーシップを発揮してくれると信じている」とコメントした。
スターリング氏は、交際相手の女性に対して黒人と一緒の写真を公開することや、クリッパーズの試合に連れてくることを望んでいないと発言しており、シルバー氏はスターリング氏に永久追放処分を科し、クリッパーズの売却手続きを開始している。
1984年からクリッパーズの経営に参加してきたアンディ・ローザー(Andy Roeser)球団社長は、問題が発覚した直後にスターリング氏に同情する声明を発表して反感を買うと、6日に無期限の休職に入り、リーグが迅速にチームを監督する責任者を指名できるよう膳立てをした。
パーソンズ氏は現在、プロビデンス・エクイティ・パートナーズ(Providence Equity Partners)の相談役を務めており、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の経済諮問会議のメンバーでもある。
シルバー氏は、「最高責任者としてのパーソンズ氏の信用は、その実績が物語っている。彼が今回の責任を引き受けてくれたことに、とても感謝している」とコメントした。
長年にわたるNBAのファンで、大学生時代は自身もバスケットボール選手だったパーソンズ氏は、「多くの米国人と同じように、私もクリッパーズのチームやファン、そしてパートナーが耐えた痛みに深く心を痛めている」とコメントした。(c)AFP