【5月9日 AFP】インドネシア・西ジャワ(West Java)州バンドン(Bandung)にあるバンドン動物園(Bandung Zoo)で8日、絶滅危惧種のスマトラトラの生後1か月半になる雌の赤ちゃんが元気に歩く様子が報道陣に公開された。

 獣医師らが見守る中、上手に歩いてみせた赤ちゃんトラは、飼育下にあるスマトラトラ同士の交配で誕生した個体。この赤ちゃんの誕生で、同園のスマトラトラは計10頭となった。

 野生のスマトラトラは現在、世界に400頭に満たない。環境保護や野生動物保護の活動家らは、スマトラトラの生息する森林で開発が急速に進んでいるため、トラたちと人間が衝突する事態も増えていると警鐘を鳴らしている。(c)AFP