【5月9日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2014)は8日、フロリダ(Florida)州ポンテ・ベドラ・ビーチ(Ponte Vedra Beach)のTPCソーグラス(TPC Sawgrass)で開幕し、ドイツのマルティン・カイマー(Martin Kaymer)が9アンダーの63で首位発進した。

 10番からラウンドをスタートしたカイマーは、最終4ホールで連続バーディーを奪うなど9ホールの大会最少スコア29で回り、TPCソーグラスのフロントナインで7アンダーを記録した。

 40年の歴史を持つこの大会では、1992年にフレッド・カプルス(Fred Couples、米国)、1994年にグレッグ・ノーマン(Greg Norman、オーストラリア)氏、そして昨年にはロベルト・カストロ(Roberto Castro、米国)が、それぞれ63を記録している。

 第92回全米プロゴルフ選手権(2010 PGA Championship)覇者のカイマーは、賞金総額1000万ドル(約10億1800万円)の大会初日を終えて、2位のラッセル・ヘンリー(Russell Henley、米国)に2打差、3位の裵相文(Sangmoon Bae、ベ・サンムン、韓国)には3打差をつけた。

 昨年の全米オープン選手権(2013 US Open Championship)を制したジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)は、5アンダーでスペインのセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia)ら7人と4位タイに並んだ。

 パー5の11番とパー4の15番で短いバーディーパットを沈めたカイマーは、後半9ホールでスコアを一気に伸ばした。

 1番から約8メートルのバーディーパットを決めたカイマーは、パー5の2番では2打目でグリーンに乗せ、難なくバーディーを奪うと、4番では約4メートルの距離からバーディーパットを沈め、最後は4連続バーディーで初日を締めくくった。

 カイマーはパー3の8番で約5メートルのパットに成功すると、パー5の9番ではバンカーショットをピン側50センチに寄せ、タップインバーディーを決めている。(c)AFP