【5月7日 AFP】リビアの制憲議会は5日、イスラム系勢力が支援する実業家アフメド・ミティグ(Ahmed Miitig)氏(42)を新首相に指名した。新首相の人選をめぐっては、前日の4日に同議会で行われた信任投票の集計結果に大きな混乱が生じていた。

 ミティグ氏は、2011年の民衆蜂起によってムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐による長期独裁政権が崩壊して以降のリビアで5人目にして最も若い首相となる。

 ヌーリ・アブサハミーン(Nuri Abu Sahmein)議長が署名した決議書は「アフメド・ミティグ氏が暫定政権の首相に任命された。同氏は15日以内に組閣を行い、それを制憲議会に提出して信任投票を受けるよう要請された」と述べている。

 しかし、エゼディン・アワミ(Ezzedin Al-Awami)第1副議長や一部議員らはミティグ氏の首相選出を認めない意向を示しており、これにより生じた政治的、法的な論争がこれで収まるかどうかは不明だ。(c)AFP