【5月6日 AFP】オーストラリアのメルボルン空港(Melbourne Airport)で6日、ベトナム航空(Vietnam Airlines)のホーチミン(Ho Chi Minh)行きの便が離陸直前にエンジン1基が発火し、滑走路に破片が散乱するなどしたため、離陸を中止した。負傷者はいなかった。

 同空港の報道官は「同便のエンジンから火花とともに破片が落下した。大事には至らず、全員無事だった」と述べた。ベトナム航空機はけん引され、破片も除去されて運航は素早く再開された。

 乗客の1人がオーストラリア放送協会(Australian Broadcasting CorporationABC)のラジオに語ったところによると、同便は離陸態勢に入り機首部分を上げようとしたときに、エンジンに障害が起きたという。障害発生後は滑走路に30分ほど駐機していた。何人が搭乗していたかは明らかになっていない。(c)AFP