【5月3日 AFP】ウクライナ南部の港湾都市オデッサ(Odessa)で2日、31人が「犯罪行為による」火災で死亡した。ウクライナ内務省が発表した。同国で親欧米派の暫定政権が発足して以来、最多の犠牲者が出た日となった。

 地元メディアは、火災時の建物内には親ロシア派武装勢力がいたもようだと報じている。犠牲者のほとんどは煙に巻き込まれて死亡したが、火災から逃げようと窓から飛び降りて死亡した人もいる。

 オデッサではまた、ウクライナ統一を求め集会を行っていた1500人と親ロシア派が衝突して、3人が死亡した。

 この数時間前には、奪還作戦が行われている東部スラビャンスク(Slavyansk)で発生した新たな衝突でウクライナ兵2人の死亡が報じられ、同日の死者が少なくとも9人に上った。(c)AFP/Bertrand de Saisset with Anna Smolchenko in Moscow