ナポリ、「マフィアの拠点」と表現した英紙に激怒
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【5月2日 AFP】イタリア・セリエAの強豪ナポリ(SSC Napoli)が、本拠地を置く都市を「マフィアの拠点」と表現した英メディアを、「まぬけ」で「低俗」だと非難した。
ナポリは、同クラブがマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)獲得に興味を示していると報じた英紙ガーディアン(Guardian)の記事を批判している。
ガーディアンは問題の記事で、「ナポリのスポーツディレクター、リカルド・ビゴン(Riccardo Bigon)氏は、ウェルベックの代理人に同クラブが興味を示していることを伝えた。(中略)しかし、伊マフィアの拠点のひとつに本拠地を置く同クラブは、マンチェスター・ユナイテッドとウェルベックに対し、断る余地を与えないオファーを突きつけるしかなさそうだ」としている。
クラブの報道担当を務めるニコラ・ロンバルド(Nicola Lombardo)氏は、ナポリ(Naples)という都市が、組織犯罪という側面だけで捉えられるような書き方に強く反発している。
ロンバルド氏は、クラブのウェブページ上で「ガーディアンのスポーツ部門の編集者が、書いてある内容に気付かないわけがない。もしそうだとしたら、ナポリとマフィアを関連づけるような、時代遅れでまぬけ、しかも低俗な言い回しを使っていることに失望してしまう」とコメントした。
「これは完全に廃れたイメージで、毎年イタリアとナポリで休日を過ごす英国人観光客にも否定されるはずだ。もしナポリがイタリアにおけるマフィアの拠点で、発砲や道路でのひったくりが絶えない街だとしたら、彼らはわざわざ来ないだろう」
ロンバルド氏は、イングランド・プレミアリーグのユナイテッドが、もし逆の立場になれば同じように憤慨するはずだと主張し、有名なリアリティー番組を引き合いに出した。
「われわれは、ニューカッスル(Newcastle)の人々をMTVの『ジョーディ・ショア(Geordie Shore)』の通りだとは思っていない。つまり、街の住民が全員ぶしつけで、ジム中毒の反社会的人間だとはね。ガーディアンが同じだけの寛容さを持って、ナポリを受け入れてくれなかったことを残念に思う」
(c)AFP